キーパンチャー
現代社会では、情報が刻一刻と変化しているため、新しいデータをすばやく正確に入力していく必要があります。ところが一般企業では、この作業を多くの仕事をかかえながら並行しておこなわなければならず、すばやく正確に入力するのは非常に困難です。そこでデータ入力を専門におこなうキーパンチャーという職業の登場です。
キーパンチャーの仕事は、さまざまなデータをコンピューターに入力し、利用しやすい状態に処理すること。かれらは受注したデータ入力の仕事を、キーボードでひたすら打ちこみ続けます。疲労や集中力をたもつため、一定時間ごとに休憩がもうけられているようですが、納期が短いうえ、大量の発注があるので、けっして楽な仕事ではありません。あまり知られていない職業ですが、キーパンチャーの多くの仕事は大手企業から受けるもの。社会的に重要な役割を果たしていることがわかります。
キーパンチャーになるには、まずデータ入力会社に就職して社内研修を受けます。これは、機械を操作する方法を学んだり、ブラインドタッチの練習をしたりする期間です。また、漢字を打ちこむ際に使われている特殊なコードを覚えたりもします。研修終了後、実際にキーパンチャーとして、データ入力の仕事にたずさわることになります。最初の数年は入力の仕事に専念しますが、熟練してくると検査の仕事を任せられるようになります。検査というのは、入力したデータを再入力してミスがないかを確認する仕事です。また最近はSOHOなど在宅でキーパンチャーをする人も増えています。企業などと契約して下請けの形で仕事をするのです。インターネット上でも仕事を得ることが出来ますが、この場合悪徳業者も多いので注意が必要です。
パソコン検定やワープロ技能検定などの資格があると有利なこともありますが、普通は学歴や資格は問われません。ただし、残業や徹夜になることもあり厳しい労働条件下での勤務となるので、体力のある若い人が求められます。
納期に遅れず正確にデータを入力することが、キーパンチャーの人たちの自信と誇り。この職業にはアルバイターやパートタイマーが多く、正社員としての門戸はそれほど広くないようです。高い収入はあまり期待できませんが、集中力があり地道に作業をこなす忍耐力がある人に向いた職業です。
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