サーチャー
サーチャーはほかにデータベース検索技術者などとも呼ばれる、情報検索を専門とする技術者です。彼らは依頼を受けると、世界中の商用データベースなどを検索して必要な情報を得て、それを利用しやすい形に処理して提供します。商用データベースというのは、営利目的で運営されているオンラインのデータベースサービスのことで、さまざまな専門分野の情報や新聞記事、書籍などの情報が大量に蓄積されたもの。世界には3700個以上のデータベースがあるといわれます。これらはある程度は利用しやすいようになっているものの、データベースごとに違いがあり、使いこなすにはかなり経験が必要となります。また、最近はインターネットの発達もあり、ウェブサイトの検索なども依頼されることがあるようです。
サーチャーになる方法は一通りではありませんが、情報ビジネスやコンピューター系の短大や大学、専門学校で学ぶのが近道でしょう。また養成講座や独学などで必要な知識と技術を学ぶことも可能です。就職先は製薬や化学関係の企業の情報部門や、情報検索代行会社、シンクタンク、図書館などが考えられます。
情報検索応用能力試験という資格試験に合格していると、給与査定や就職で有利にはたらきます。この試験は1級と2級があり、2級試験は筆記試験やプレゼンテーション、英語の試験などがあります。2級合格者は1級試験を受けることができますが、こちらは非常に難易度が高い、専門的な試験。1級の2次試験には面接もおこなわれます。サーチャーはコンピューター処理と情報整理の技術がとても重要ですが、同時に依頼者のニーズをきちんと理解し、すばやく作業を進めることも要求される仕事です。適性として、理論的な思考ができ、根気のある人が向いているといわれています。また海外のデータベースに接する機会も多いので、英語能力もある程度必要となるでしょう。
高度な情報化社会が形成されている昨今、サーチャーの役割はますます重要になってくるでしょう。彼らは非常に専門性の強い技術職で、収入も悪くありません。今後伸びていくといわれている職業ですが、現状では歴史もあさく一般事務職員と同程度の待遇である場合も少なくないようです。
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